(30)投資勝率2割8分
ここまでの私の投資の経緯を読んでいただいて、私を賢い投資家だと思った人はいないだろう。
念のため、私がリストラ宣言されてから投資した商品と、その結果をリストアップしてみた。
投資内容 | 現在の結果 |
VOOとQQQ インデックス投資 | 勝ち |
DIV 米国高配当株ETF投資 | 勝ち |
VIG 米国連続増配株ETF投資 | 勝ち |
JPM Global Incomeファンド投資* | 勝ち |
金、銀、プラチナETF投資 | 負け |
金鉱株ETF投資 | 負け |
アジア株ETF投資 | 負け |
QYLD カバード・コールETF投資 | 負け |
中国株ファンド投資* | 負け |
ビットコインETN 投資 | 負け |
BND 米国債ETF投資 | 負け |
SPYD SP500銘柄高配当ETF投資 | 負け |
AIによる投資 | ほぼ0 |
中国高利回り債ファンド投資* | ほぼ0 |
*は非上場投資信託
4勝8敗2分け 勝率2割8分6厘!
お世辞にも良い成績とはいえない。
野球の打率としてみたとしても微妙な数字だ。(私は野球に詳しくはないが、少なくとも首位打者になれる成績ではない。笑)
全体の勝ち負けの成績としてはかなりひどいが、問題は個々への投資金額の比重だ。
私の場合、投資金額の約7割をインデックス・ファンドへ振り向けている。そのため、全体としてのリターンは勝ちになっていて資産も着実に増えている。
仮にこれら上記の14の投資対象へ均等に投資をしていたら、私の資産は逆に減っていただろう。
ここで導き出されている結論はまさにインデックス投資を推奨する本に書かれていることが正しいことを証明しているのではないだろうか?
すなわち
インデックス・ファンドへ投資して放っておこう!
である。
銀行から薦められた3つのファンドは惨憺たるリターンだった。唯一のプラスのリターンをだしているJPM Global Incomeファンドもインデックス・ファンドのリターンには遠く及ばなかった。つまり、本で読んだ統計どおりファンド・マネージャーはSP500には勝てなかったのだ。
AIによる投資も同様にSP500には勝てなかった。それどころか’20年後半と21年を通して金融緩和全盛の時にAI投資はただの1ドルも投資額を増やせなかったのだった。もちろん毎月の手数料はしっかり徴収された。
私自身が選んだETFへの投資は言うに及ばずだ。自ら分析して投資を決めた米国株高配当ETFであるDIVはSP500のリターンを驚くことに少し上回り、連続増配米国株のETFのVIGはSP500とほぼ同じリターンをあげたが、ほかのビットコイン、金、金鉱株、米国債ETFなどへの投資リターンが悪すぎてトータルではマイナスだった。