(34)さらなる生活費の削減を目指して
2021年の年明けは、引き続きの量的緩和の継続でSP500も順調に上がっていった。
資産もそのおかげで順調に増えていた。
仕事に関してはプライベート・バンクに入社して1年半が過ぎていたが、おおむね順調で入社以来の在宅勤務もまだ続いていた。
そのため交際費もかなり低く抑えられていて、生活費全般も低く抑えることができた。
その年、こどもが独立したことも生活費を抑えるのには大きかった。
私がどうやって節約したかについてはブログ(24)の「3年FIRE計画」を読んでいただきたい。
ここではそれ以外の小さな節約も挙げておこう。
(1)電気代を安い会社へ変更した。
(2)携帯の契約を安いプランへ変更した。
(3)UOBクレジットカードを使ってすべての買い物をした。そこから出るボーナス・キャッシュバックを生活費へ
(4)ボーナス金利が付く銀行口座に現金を預金。金利を生活費へ
すべての節約のおかげで2021年の生活費は前年の約20%減になった。
しかし、まだ大きなものが2つ残っていた。
「家賃」と「荷物を預けている倉庫の使用料」だ。
生活費に占める「家賃」と「倉庫の使用料」の割合は合計で44%とかなり大きかった。
設定した削減目標はそれぞれ10%減と2%減だ。
倉庫についてはコロナによる出入国の規制がこの当時はあったため、すぐにはできそうもなかった。
家賃については、この年の9月にその当時住んでいたコンドミニアムが契約満了を迎えるため新しく安いところを探すことができそうだった。
しかし問題もあった。
この当時、シンガポールの住宅価格が軒並み上昇していたのだ。
そのため、より安い家賃のコンドをさがすのが以前より困難になっていた。
コロナによる在宅環境への関心の高まりと、旅行の制限により余ったお金が住宅市場へ流れ込んでいたためだった。
しかし、ここからさらに生活費を下げるためにはより安い家賃の住居を探すのは不可避だった。