(22)FIREされてFIRE目指す!

さてリストラ宣告から8ヶ月経った2020年3月、たくさんの人に助けてもらってようやく3つの課題を完了することができた。

 

(1)新しい仕事をみつける---> プライベートバンキングの仕事をすることになった

(2)家族でシンガポールの永住権を取る---> 永住権を3月に取得した

(3)給料以外からの副収入を得る---> 2019年後半よりETFや投資信託への投資で配当金を受け取れるようになった(この当時はコロナショックで多額の含み損を抱えていた・・・)

 

この結果にもちろん家族は安心してくれた。(と思っている。笑)

とりあえずピンチを脱して自分は安心できたかというと実はそうでもなかった。

 

リストラがきっかけで自分がいかに無防備でリスク管理を怠っていたか痛感したからだ。今後、またリストラをされても生活できるようにしておかなければならなかった。FIRE(解雇)されたことをきっかけにFIRE(経済的自立をして早期退職)

を目指そうと考え、それを新たな目標として設定することにした。

 

FIREが何かをおさらいすると

「FI」はFinancial Independece: 経済的自立

「RE」はRetire Early:早期退職

 

という意味で「不労所得で生活できるようにして早期退職しよう」という概念だ。達成の難易度は別にして、リストラ宣告後の苦しかった時に読んだたくさんの本からどうやるかはわかっていた。そして簡単な不等式でFIREはあらわすことができる。

 

生活費 < 不労所得

 

こうなればFIRE達成である。

 

ここでいう不労所得とは投資から得られる収入のことである。

わたしが考えていた投資はETFへの投資で対象は当然SP500だ。

その投資を4%ルール*1にしたがって毎年4パーセントずつ取り崩していこうと考えていた。

では投資額がいくら必要かというと、それも式があって1年間の生活費の25倍になればよい。たとえば1ヶ月の生活費が3,000ドルの場合、1年間では36,000ドルになる。それの25倍は900,000ドルなので、SP500のETFへ900,000ドル投資できると、毎月3,000ドルで生活している人は仕事を辞めてFIREできることになる。

 

さて、ここからいよいよFIREへの旅へ出発することになる。

 

 

 

*1 SP500のインデックス・ファンドへ投資して(米国債への投資との組み合わせのパターンも入っている)毎年4パーセントまでの取り崩しをおこなうと、投資したお金の減る速度が遅くなって長持ちする確率が高くなり、むしろ当初の投資額より増えるケースもあるという研究。詳しくはググってみてください。

 

 

 

 

 

 

*1: